GBFund (ジービーファンド、G:芸術、B:文化、F:復興/ファンド)は、 2011年3月23日に企業メセナ協議会が立ち上げた芸術・文化による復興支援ファンドです。趣旨に賛同くださった寄付者とともに、今後5年間、被災者・被災地を応援する目的で行われる芸術・文化活動や、被災地の有形無形の文化資源を再生する活動を支援してまいります。

GBFund活動経過報告記者発表会を開催

東日本大震災からまもなく1年をむかえる3月9日、かねてより報道関係の方々からご要望いただいていたGBFund の 1 年の振り返りと今後の展開に関し、「GBFund活動経過報告 記者発表会」を学士会館(東京都千代田区)にて開催しました。

震災発生後、民間の芸術・文化による復興支援活動としていち早く立ち上げた「東日本大震災 芸術・文化による復興支援ファンド(GBFund)」は、おかげさまで6000万円を超す多くの寄付金が集まりました。この基金をもとに、これまで 89件の芸術・文化による復興支援活動に総額約 4600 万円の助成を行い、これらの活動が原動力となって、地域文化の復興再生にむけた歩みが進められています。

記者発表会では、まず福原義春協議会会長から、ファンド発足の経緯と「何よりも迅速な対応」を重視してきたこと、文化を通じた被災地支援に対し引き続き理解を得られるよう、報道による支援をお願いしたい旨などを、お話しました。続いて、ファンド担当から、全助成活動や申請活動を分析した特徴や寄付の特徴を報告。さらに、今後の新たな展開として、GBFundの枠内に設けた「百祭復興プロジェクト」と、政策提言「ニュー・コンパクトver.2」について、加藤種男専務理事から発表しました。

▼プレスリリース
東日本大震災 芸術・文化による復興支援ファンド(GBFund)の新たな展開―「百祭復興プロジェクト」の設置と「ニュー・コンパクトver.2」の提言  [PDF:456.7 KB]

当日は、10名余りの報道関係者がご参加くださり、「百祭復興プロジェクト」の採択基準や、「ニュー・コンパクトver.2」と2009年に発表した「ニュー・コンパクト」の違い等の質問をいただきました。

ご参加くださった報道関係の皆さま、お忙しい中ありがとうござました。
企業メセナ協議会会員の皆さまも、会員総会が前後にある中ご同席くださり、ありがとうございました。

まずは皆さまに上記報告まで。