GBFund (ジービーファンド、G:芸術、B:文化、F:復興/ファンド)は、 2011年3月23日に企業メセナ協議会が立ち上げた芸術・文化による復興支援ファンドです。趣旨に賛同くださった寄付者とともに、今後5年間、被災者・被災地を応援する目的で行われる芸術・文化活動や、被災地の有形無形の文化資源を再生する活動を支援してまいります。

GBFund助成先の郷土芸能団体が東京にやってくる!

(社)全日本郷土芸能協会さんから、GBFund助成先の岩手県の郷土芸能団体が、今週末と来週末に東京にやってこられるとの連絡をいただきました。下記、ご案内を転記します。GBFundの助成がお役に立っている様子もお知らせくださっています!どちらも見逃せない、力あふれる舞です。応援に駆けつけましょう!
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1.日本橋架橋百年祭
今回のイベントは、パレードと公演から構成されているようです。
「東北に元気を、日本に活気を。」というキャッチフレーズがあるように、出演芸能を見てみると震災で大きな被害を受けた地域の芸能も出演するようです。
【GBFundで助成を受けた芸能】「浦浜念仏剣舞(うらはまねんぶつけんばい)」
大船渡市三陸町越喜来(おきらい)に伝わる芸能。念仏剣舞は平泉の亡霊を鎮めた故事に由来し、供養の芸能として伝えられてきました。主にお盆の時期に、様々な仮面をつけた踊り手が新盆の家々を回り焼香をあげながら、念仏和讃とともに激しく踊ります。この度の大震災の津波で、越喜来地区は壊滅的被害を受けました。剣舞の合同詰所は全壊、道具や太鼓の多くが流失・破損しました。しかしGBFundから「東日本大震災被災郷土芸能復興プロジェクトin大船渡・越喜来」として活動助成などを受けながら装束などを揃え、鎮魂供養の芸能として今年8月のお盆に供養の踊りを踊りました。
◆期日:平成23年10月30日(日)
◆場所・時間:日本橋中央通り〔三越前駅~京橋駅付近〕 12:00~16:00
「東北復興パレード」出演芸能:仙臺すずめ踊り(宮城県)、川原鎧剣舞(岩手県大船渡市)、山田町八木節(岩手県山田町)、金津流獅子躍(岩手県奥州市)、浦浜念仏剣舞(岩手県大船渡市)、相馬野馬追騎馬武者(福島県相馬地方)、北藤根鬼剣舞(岩手県北上市)
「演舞スペース」出演芸能:演舞ひろば①石巻日高見太鼓(宮城県石巻市) 演舞ひろば②金津流獅子躍、仙臺すずめ踊り 演舞ひろば③北藤根鬼剣舞、川原鎧剣舞、浦浜念仏剣舞、山田町八木節

2.秋の大応援物産フェア!
東京商工会議所による被災地への継続的な支援の一環として開催。フェア自体は11/1~5までですが、5日は岩手県と宮城県の物産販売やステージイベントがあります。岩手県からは大槌町の向川原虎舞と北上市の上宿和賀神楽が出演します。
【GBFundで助成を受けた芸能】「向川原虎舞(むかいがわらとらまい)」
虎舞は漁師気質の荒々しい舞が特徴で、青年が中心となって舞われます。「虎は一日にして千里行って、千里帰る」という諺から、無事を祈って舞われる虎舞は沿岸漁村の広い地域で愛され、たくさんの虎舞団体があります。主に9月の小槌神社の秋祭りで演じられますが、この祭りには神輿を中心に虎舞や鹿踊、大神楽などたくさんの芸能が出演し、行列をなし、家々の門打ちをする町最大の行事でした。大槌町はこの度の震災による津波で町の大半を消失しました。向川原虎舞が伝わる地域は全ての家が流され、虎舞の道具もほとんど流失、元代表も行方不明になっています。地域コミュニティ復興再生の力となるため「大槌・向川原虎舞復興プロジェクト」を立ち上げ、GBFundからの助成を受けて、今年9月の小槌神社例祭で虎舞を演じました。
◆期日:平成23年11月5日(土)
◆場所:丸ビル1Fマルキューブ ステージ〔東京駅丸の内南口〕
出演芸能・時間:
向川原虎舞(大槌町) ①11:30~11:50 ②13:30~13:50 ③16:00~16:20
・上宿和賀神楽(岩手県北上市) ①15:30~15:50 ②17:30~17:50
GBFundのマークを入れてくださった太鼓


















(2011/10/27)