「不名誉な地として世界に知られたFUKUSHIMA。 しかし、わたしたちは福島をあきらめません。 故郷を失ってしまうかもしれない危機の中でも、福島が外とつながりを持ち、福島で生きていく希望を持って、福島の未来の姿を考えてみたい。 そのためにも、祭りが必要です。人々が集い、語らう場が必要です。フェスティバルを通して、いまの福島を、そしてこれからの福島の姿を、全世界へ向けて発信していきます。 FUKUSHIMAをポジティブな言葉に変えていく決意を持って」(プロジェクト「FUKUSHIMA!」宣言より)
会場は、福島駅から車で30分ほどの、吾妻山を望む広大な「四季の里」公園。途中2度の雨に降られましたが、たくさんの人で賑わっていました。テーブルの上におかれた主催者のメッセージ「福島を語ろう」に込められていたように、あの場所ではみんなそれぞれにFUKUSHIMAを考えていたのではないでしょうか。
全国から寄せられた布にはメッセージが。
出演者もオーディエンスも一緒に盛り上がった「オーケストラFUKUSHIMA!」。指揮する大友良英さんが写真では一瞬わからない(わかります?)ほど、演奏者と観客の境界線がなくて、手づくりフェスの気持ちよさが溢れてました。関係者の発表によると、「オケは約230名、観客を入れると1000名超えの大楽団」だったそうです。
詩の礫 (和合亮一+坂本龍一+大友良英)
5/7に数十人が集まったキックオフミーティングから3カ月。協力、参加の輪が広がって見事に開催されました。手づくり、手弁当のフェス、関係者・出演者の皆様、本当にお疲れ様でした!
(翌日開催された「プロジェクトFUKUSHIMA活動報告会レポート」[平野友康さんのfacebookから])
最後にひとつ。プロジェクトFUKUSHIMA!は、8/15のフェスだけではありません。スクールも開催しています。こうした地道な活動にも光が当たってほしいと願っています。
(2011/8/16)