GBFund (ジービーファンド、G:芸術、B:文化、F:復興/ファンド)は、 2011年3月23日に企業メセナ協議会が立ち上げた芸術・文化による復興支援ファンドです。趣旨に賛同くださった寄付者とともに、今後5年間、被災者・被災地を応援する目的で行われる芸術・文化活動や、被災地の有形無形の文化資源を再生する活動を支援してまいります。

GBFund第1回助成先「三凾座」からのメッセージ: 「応援してくださる方々がいると思えること自体が力になる」

GBFund第1回助成活動のひとつ「『ミツバチの羽音と地球の回転』上映会」を5/4-5に控えた三凾座(みはこざ)さんからメッセージが届きました。GBFundに寄付してくださった皆様、「支援いただき、どれだけ勇気づけられたかわかりません」とのことです。寄付に込めてくださった皆様のお心、寄付先に届いています!協議会からも、改めてご寄付に御礼申し上げます。
芸術・文化関係者にも、ぜひ読んでいただけましたら幸いです。
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なぜ「みつばち」を上映しようと思いたったかは、
助成申請書に記入した通りですが、少し補足させていただきます。

震災後、いわき市唯一の湯本温泉街から、温泉が出なくなりました。
水位が10m程下がってしまったのですが、
ポンプの圧力を強め、今は元通りお湯が出るようになりました。

しかし、原発事故を受け、
温泉街から、
三凾座から
笑顔が消えてしまいました。
三凾座の仲間たちも、このままでこの地でやっていけるのか、
不安ばかりが募る状態です。

私は、仲間たちの笑顔が見たいのです。
みんなで希望の光を見出し、この絶望的な状況を打破したいのです。

今、この地で、自分に何ができるのか。

そうです。
文化・芸術の力を借りて、「希望があることを信じられるようになりたい」のです。
そこで、「ミツバチ」を上映しようと企画しました。

文化・芸術こそが、
政治や経済に捕らわれず、
美しさや、優しさをもって、
私たちに自身を慰め、
希望を与えてくれると信じています。

しかし、今、福島県や市町村には、文化・芸術にさく余裕はありません。
このような状況の中、企業メセナ協議会さまにご支援をいただくことができて、
どれだけ勇気づけられたかわかりません。

私たちの活動を応援してくださる方々がいるんだ、
と思えること自体が力になるのです。

本当に、ありがとうございました。
どうか、これからも、私どもの活動を見守っていてください。

福島に、そして三凾座に笑顔が戻る日を信じて。


三凾座リバースプロジェクト実行委員会 
委員長 檜山直美


(2011/4/22)