今回は過去最多の 150 件を超す申請があり、そのうちの 4 割が被災地からの申請でした。また、被災地で開催する活動が7 割を超す一方、被災県以外の避難者が暮らす地域での活動も複数ありました。震災後初めて迎えるお盆や人々が集う夏祭りの時期に向けて、被災した郷土芸能や祭りの復活をめざす事業が多く、地域の絆を取り戻すためにもどうにか活動を再開したいという声が多数聞かれました。被災した古文書や貴重な歴史文書を救出し、修復する活動等、緊急を要する活動もありました。
これまでの全 4 回の申請活動・採択活動を振り返ると、1 日~数日単位の活動が多かった初期と比較して、最近は、より長期にわたって継続的に取り組む活動が増えてきています。また、被災地の外から支援に入る活動が多かった初期段階と比べると、被災地域自ら芸術・文化を通じた復興、あるいは地域文化の復興に取り組む活動が増えています。震災後につくった作品を東京で上演する試みもあります。
GBFundをこれまで支えてくださっている多くの寄付者の皆様のご支援により、今回も復興に取り組む活動をサポートさせていただくことができました。この場をお借りし、改めてご支援に御礼申し上げます。
(2011/8/11)