GBFund (ジービーファンド、G:芸術、B:文化、F:復興/ファンド)は、 2011年3月23日に企業メセナ協議会が立ち上げた芸術・文化による復興支援ファンドです。趣旨に賛同くださった寄付者とともに、今後5年間、被災者・被災地を応援する目的で行われる芸術・文化活動や、被災地の有形無形の文化資源を再生する活動を支援してまいります。

GBFund 第2回助成活動一覧

【GBFund 第2回助成活動一覧】  

活動名/実施者・団体名(所在地)/実施日/場所/活動内容

いわて楽器アシストプラン
いわて文化支援ネットワーク(岩手県)
2011年6月1日~7月31日
岩手県陸前高田市、岩手県内保育所(陸前高田市、野田村、宮古市、釜石市)
岩手県沿岸の被災地で楽器が流出したことにより、伝統文化行事や幼児の音楽教育に支障が出ていることから、和太鼓やピアノを必要とする団体等に届ける支援活動。夏の祭に向けて太鼓の購入や、ピアノの購入・修復をおこなっていく

プロジェクトFUKUSHIMA!
プロジェクトFUKUSHIMA!(東京都)
2011年8月1日~2012年3月31日
四季の里(福島県福島市)、郡山コミュニティFM「KOCOラジ」
「FUKUSHIMA」の問題を世界の人々と共有すべく、音楽家の大友良英、遠藤ミチロウ、詩人の和合亮一を中心に福島に縁のある表現者が集まり、総合的なアートフェスティバルを開催。インターネットTV「DOMMUNE FUKUSHIMA!」で福島の今を継続的に発信していく。

OCT/PASS PLAY KENJI 宮城県ツアー
Theatre Group “OCT/PASS”(宮城県)
2011年7月9日~7月30日
大河原町えずこホール、仙台市錦町公園、大崎市荒雄公演、ほうねん座民俗芸能センター(宮城県)
震災後、自分たちに何ができるのか?被災地の劇団だからこそできることはないか?仙台に根ざし活動してきた劇団として、舞台を通して一人でも多くの人に元気を届けるため、宮城県内の公園など4ヶ所をまわる無料公演ツアーを行う。

にこにこスマイルプロジェクト
ドラムカフェジャパン(宮城県)
2011年5月16日~8月12日
宮城県、岩手県、福島県内の学校、病院、避難所、特別養護老人施設
南アフリカ共和国で誕生したドラミング、現地からアーティスト3名を招き、数十名の被災者が参加するインタラクティブなドラミングセッションをおこなう。ドラム50個を車に積み、被災地の学校や病院、避難所などを巡回、80ヵ所の訪問をめざす。

震災復興支援♥心をつなぐアートプロジェクト
特定非営利活動法人芸術資源開発機構(ARDA) (東京都)
2011年5月2日~6月6日
七ヶ浜生涯学習センター(宮城県宮城郡)、JR長町駅前広場駅前プラザ(宮城県仙台市)
避難所の子どもたちを対象に、ダンサー・新井英夫が体を「ほぐす・つながる・あそぶ」ワークショップを、美術家の中津川浩章が体で描く「アクション・お絵かき!」をおこなう。仮設住宅が建設される長町駅前でも同様のワークショップをおこなう。

100人の笑顔を届けるプロジェクト
特定非営利活動法人DoTankみやぎ「地域政策研究行動会議」(宮城県)
2011年6月~9月末
石巻市河北総合センター他、各避難所を中心に、幼稚園や保育所、学校など(宮城県)
避難所で希望者の写真を撮影し、写真とメッセージを離れ離れになっている家族や親戚、友人に届けるプロジェクト。笑顔の写真と安否等のメッセージを伝えるとともに、その相手に笑顔と元気も届ける目的で活動する。

ココロ寄席
コンテンツ計画(東京都)
2011年5月下旬~数ヶ月(第一期)
岩手県、福島県、宮城県の地区集会所や公民館、学校、病院など
落語を中心とした寄席を、被災地の集会所や公民館、病院や学校などで開催。立川志らく一門、柳家さん喬一門の落語家らが出演し、人情噺やお楽しみ演芸を披露する。小規模な被災地域を訪問する長期的な活動の第一弾。

三上クニ トリオ・ジャズコンサート
オフィスヨコタ(東京都)
2011年5月31日、6月9日、11日
宮城県南三陸町、松島町、福島県西白河郡西郷村
ニューヨーク在住の日本人ジャズピアニスト・三上クニが率いるトリオによるジャズコンサートを、避難所や被災した商店街の会場などで実施。子どもから年配者まで楽しめる曲目を生演奏する。東北以外の地域でもツアーをおこない、チャリティコンサートとして義援金も募る。

TohokuCraft
TohokuCraft(東京都)
2011年6月24日~2012年3月31日
東北地方にある避難所や仮設住宅等
避難所にいる方々と、編み物や手芸、ダンボールを活用した家具づくりなど、実用的なものを一緒につくる会を開催。クリエイターやアーティストが避難所を訪れ、被災者自らの手で自分たちの必要なもの、ほしいものをつくっていく。

TOST project vol.1
LibHUB(東京都)
2011年6月17日~8月下旬
TRUNK-Creative Office Sharing-(宮城県)、アーツ千代田3331(東京都)
もともと建築や音楽などのクリエイティブシーンが盛んな仙台の魅力や、仙台在住のクリエイターの震災以降の姿を、ウェブやフリーペーパー、展覧会などで横断的に紹介する。展覧会とトークイベントを仙台・東京双方で開催するなど、人的交流も促進する。

ARTS for HOPE
ARTS for HOPE(東京都)
2011年6月~2013年6月
被災地全域(宮城県、岩手県、青森県を中心に茨城、福島など)
被災者を対象に、アートを通した心のケア(ホスピタルアート)を目的に活動。被災地域の子どもたちや高齢者を中心に、心穏やかな創作活動の時間を提供する。現地のスタッフと連携して長期的(10年間)に活動を展開していく予定。

デイリリーアートサーカス2011
デイリリーアートサーカス2011事務局(山梨県)
2011年8月6日~9月5日
岩手県、青森県、宮城県、福島県、茨城県、兵庫県、京都府、大阪府、愛知県、静岡県、山梨県、神奈川県、東京都、埼玉県、千葉県
トラックにアート作品を詰め込み、西日本から東日本へ移動しながら展覧会を開催。被災地を中心に全国30ヵ所を巡回する。ソフト彫刻を中心に、どの場所でも子どもたちが楽しめる、ドキドキする内容の作品を展示し、ワークショップもあわせて実施する。

アートNPOエイド
特定非営利活動法人アートNPOリンク(京都府)
2011年3月20日~2013年3月末
東北地方各所
アーティストおよびアートNPOの表現の回復を推進すべく、被災地での活動支援、WEBでの情報発信、物資の提供、アートNPOのコーディネートをおこなう。被災地のアーティストやアートNPOとの協働により活動を展開するプラットフォーム。

「海に沈んだ写真の記憶」(短編ドキュメンタリー・20分)
TimeRiver Pcitures(東京都)
2011年6月1日~8月下旬
南相馬市、石巻市、気仙沼市(撮影)、東京都(編集)
瓦礫の中から見つかった写真を元通りに修復し、持ち主に返す「写真修復」ボランティア活動が各地で始まっている。当活動では、ボランティアによる修復活動や、持ち主と写真の思い出などを映像で記録する短編のドキュメンタリーを制作。英語字幕をつけウェブサイトにて公開する。


(選考:2011年5月、採択件数:14件、助成総額:835万4千円(寄付先指定による助成含む))